飲食店での利益率はどれくらいが目安?
こんにちは。飲食店の成功と前進を応援するSUGRESSです。
飲食店もビジネス。当然ですがビジネスである限りは利益を出すのが一つの目標となります。
ただ、闇雲にやっていてもその利益が適正なのかがわかりません。
本日は飲食業界における利益に関して書いていきたいと思います。
これから飲食店の経営を始めようとしている方や、始めたての方の参考になればと思います。
飲食店での利益の目安はどれくらい?
利益自体は店舗の大きさやカテゴリによって変わります。ですので、ここでは率で表したいと思います。
そしてそれはずばり「売上高営業利益率10%以上」です。
経済産業省によると、飲食業界の売上高営業利益率は平均で8.6%と言われております。
栄枯盛衰の激しい飲食業界の中で継続して残っていくためには、業界の平均以上はもちろん更に上の10%は最低ラインとして維持していきたいところです。
そもそも売上高営業利益率とは?
利益率の目安はわかりました。
しかし、「売上高営業利益率」という言葉の意味を知らなければ目安が分かっても意味がありません。
ここからは売上高営業利益率について説明してまいります。
売上高営業利益率とは?
先に伝えると売上高営業利益率の計算方法は以下となります。
・売上高営業利益率=営業利益÷売上高×100
・営業利益=売上総利益(粗利益)-経費
・売上総利益(粗利益)=売上高-売上原価
売上総利益(粗利益)
一般的に粗利益と呼ばれる指標です。売上高から原価を引いたものです。
例えば、価格1,000円のランチが一つ売れたとします。ランチの原価が400円なら
売上総利益(粗利益)=1,000円-400円=600円となります。
営業利益
売上総利益(粗利益)から経費を差し引いて求める指標となります。
経費は飲食店なら以下が該当してきます。
・店舗の賃料
・人件費
・光熱費
・雑費
例えば、上記のお店で一つのランチに、
店舗の賃料(90円)、人件費(100円)、光熱費(50円)、雑費(50円)がかかったとします。
営業利益=600円-90円-100円-50円-50円=310円となります。
売上高営業利益率
売上高の中で営業利益がどれほど占めているかの指標となります。
上記のお店の場合
売上高営業利益率=310円÷1,000円×100=31%となります。
利益率を改善するためには
利益率の目安が分かりましたが、ではそれを改善するにはどうしたらいいのでしょうか?
もし今10%を切っていたら不安になりますよね。もちろん改善することはできます。そして実際に30%なんて高利益率を出しているお店もあったりします。
それはまた別の記事で紹介できればと思います。楽しみにしておいてください。
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